ヒストリア―政策起業家の日本史

  • 2020.01.10

明六社―明治6年の政策起業家プラットフォーム(後編)

ヒストリア―政策起業家の日本史 第4回 前回に引き続き、今回も明六社を取り上げる。前回までは明六社の成立経緯及びその主要メンバーを中心に取り上げてきたが、それ以外のメンバーと、1875(明治8)年の明六社の終焉までを見ていこう。   *サムネイル画像:西海騒揺起原征韓論之図(国立国会図書館所蔵) 明六社のメンバー② 杉亨二(すぎこうじ)(1828~1917)―日本統計学の祖 長崎出身の杉は、青年期 […]

  • 2020.01.10

明六社―明治6年の政策起業家プラットフォーム(前編)

ヒストリア―政策起業家の日本史 第3回 第3回となる今回は、明六社を取り上げたい。明六社とは1873(明治6)年に創設された知識人を中心とする学術結社であり、演説会や機関誌の出版などを通じて維新初期の日本に大きな知的影響力を及ぼした。明六社自体は学術結社であったため、直接明治政府に働きかけるような活動は見られなかったが、参加した洋学者たちの多くは明治政府に登用された「学者官僚」でもあり、明治政府が […]

  • 2019.11.06

福沢諭吉という政策起業家(後編)

ヒストリア―政策起業家の日本史 第2回 前回に引き続き、今回も政策起業家としての福沢諭吉を取り上げる。これまで見てきたように、西南戦争後に地方議会の開設を主張し、政策起業家として大きく踏み出した福沢だったが、これ以後福沢の活動には陰りが見え始めることとなるが、それは明治国家の成長と軌を一にしていた。今回はその過程を見ていこう。   *サムネイル画像:「西海騒揺起原征韓論之図」(国立国会図 […]

  • 2019.11.05

福沢諭吉という政策起業家(前編)

ヒストリア―政策起業家の日本史 第1回 今回から連載を開始する「ヒストリア―政策起業家の日本史―」では、日本史上に見られる政策起業家あるいはその集団、そして政策起業を取り巻く政治過程に注目し、日本における政策起業のルーツを概観していきたい。 記念すべき第1回は、福沢諭吉を取り上げる。福沢諭吉の一般的イメージといえば、まず思い浮かぶのはわが国における最高額紙幣の肖像としてのそれであろう。あるいは、「 […]